SAVE TAROBO PROJECT
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太郎坊宮の舞台修復プロジェクト

1400年の祈りを、次の100年へ。なんで今、舞台を直すのか。誰が、いくらで、どう進めるのか——ぜんぶ、ここでお話しします。

修復する「舞台」とは

太郎坊宮の舞台を真下から見上げた様子。断崖の岩の上に木の柱が井桁状に組まれ、その上に床が架かっている
舞台を真下から。断崖の岩の上に柱を組み、床を迫り出す「懸造(かけづくり)」。

太郎坊宮(阿賀神社)の舞台は、1880年(明治13年)に建てられた木造建築で、 国の登録有形文化財に登録されています。 断崖に柱を組んで床を迫り出す「懸造(かけづくり)」——これ、実は 京都・清水寺の本堂と同じ伝統技術なんです。

じつは太郎坊宮の境内には、登録有形文化財が15件もあります。 舞台はその中核。山の中腹、巨岩の間にせり出すその姿は、訪れる人の祈りと眺望を1世紀以上ささえてきました。 けれど長い歳月で老朽化が進み、次の世代へ安全に手渡すための修復が、いよいよ必要な時期を迎えています。

境内の15件を、参道を登る順に並べると
太郎坊宮阿賀神社の境内断面図。山麓の一の鳥居から山上の本殿まで、15件の登録有形文化財を参道を登る順に配置した模式図。修復対象の舞台は中腹に位置する

境内断面図(模式図・水平距離と縮尺は実測ではありません)。今回の修復対象である「舞台」は③です。 出典:文化庁「国指定文化財等データベース」ほか/2026年7月29日 事務局作成

境内断面図をPDFで見る(印刷用)↗

なぜ今、修復なのか

舞台を支える柱組みの近景。木の柱が風化し、周囲には草木が絡んでいる
柱組みの近景。木部の風化が進み、草木が絡みついています。
摩耗した木製の手すり越しに見える岩壁
摩耗した手すり。参拝する人が日々、手をかける場所です。

老朽化

建立から140年以上。木部や構造の傷みが進み、本格的な修復が待ったなしの状態です。

文化財の継承

登録有形文化財を健やかな姿で、次の世代へ。地域と信仰の歴史を、次に手渡すための普請です。

祈りの場を未来へ

勝運・幸運を願って、たくさんの人が訪れる場所。この祈りの舞台を、これからも開き続けるために。

いくらかかるのか、どう賄うのか

正直に言います。直すのに、およそ1億4,000万円かかるんです。 一人では、一社では、とても背負えません。だから国や市の制度、奉賛金、企業のご協力—— 使えるものを正直に組み合わせて、お金の流れも全部お見せして進めます。

対象
登録有形文化財「舞台」(1880年建立・懸造)
総事業費
およそ1億4,000万円
着工予定・工期
2027年5月着工予定/工期 約2年
工法
懸造(かけづくり)— 清水寺と同じ工法

内訳は、舞台の工事費が約1億2,800万円(税込)、これに設計監理費や耐震補強の設計費が加わります。 工事費の概算にもとづき、企業版ふるさと納税を活用するための事業提案書を東近江市へ提出しました。 事業の採択・補助金の交付決定・寄附金の受入額はそれぞれ別に確認し、確定した内容からこのページでご報告します。

どんな順番で直すのか

一度ていねいに解体して、部材を一本ずつ実測して記録し、傷んだところだけを取り替えて、また組み直します。 全体でおよそ2年かかる見込みです。

  1. 準備工事

    • 1〜4ヶ月目搬入路・参道養生
    • 21〜24ヶ月目モノレール撤去
  2. 仮設工事

    • 1〜4ヶ月目素屋根を組む
    • 19〜22ヶ月目素屋根の解体
  3. 解体工事

    • 5〜9ヶ月目床・木部・石部
  4. 基礎工事

    • 10〜12ヶ月目礎石の補強・取替
  5. 木工事

    • 2〜5ヶ月目実測調査
    • 10〜12ヶ月目根継
    • 16〜18ヶ月目梁・桁
    • 21〜23ヶ月目床板
  6. 雑工事

    • 11〜18ヶ月目金物
  7. 懸造引付工事

    • 5〜9ヶ月目実測調査
    • 11〜19ヶ月目取付
  8. 素屋根が架かる期間

    4〜22ヶ月目。この間、舞台は素屋根に覆われます。

工事期間中の参拝への影響や見学の可否は、具体的な計画が決まり次第お知らせします。

2027年5月着工予定、工期は約2年です。図の出典:木澤工務店「全期工程表」。 図は着工を1ヶ月目とした相対的な流れで、月数は目安です。工事の進み方は、資金の見通しと文化財の許認可によって変わります。

誰が進めているのか

太郎坊宮阿賀神社登録有形文化財修復委員会

2026年4月に発会した、本事業の実施主体です。神社の責任役員と地域の関係者で構成し、 事務局が資金計画・広報・進行管理を担っています。お金の管理も、進み具合の報告も、この委員会が責任を持ちます。

相談役
久納 昇辰
太郎坊宮責任役員
会長
田邉 善司
太郎坊宮責任役員
副会長
松山 壽
太郎坊宮責任役員
副会長
辻川 作男
太郎坊宮責任役員
副会長
畑 新一
年番氏子総代
副会長
池戸 利夫
太郎坊宮敬神講会長
宮司
奥田 素之
太郎坊宮宮司
監事
田中 大雄
税理士
事務局長
今宿 裕昭
ステップアウトマーケティング合同会社代表
事務局
平田 妥
太郎坊宮職員
会計
古川 理加
太郎坊宮職員

いま、どこまで来たか

開催記録の確認日:2026/09/30(水)

役員会は、月に一度

修復委員会の役員会は、原則として月に一度開いています。決めたこと・進んだことは、 この場で共有し、記録に残しています。

  • 2026/02/21(土)準備役員会(第1回)開催済み
  • 2026/03/10(火)準備役員会(第2回)開催済み
  • 2026/04/14(火)修復委員会 発会式開催済み
  • 2026/05/19(火)第1回 役員会開催済み
  • 2026/06/16(火)第2回 役員会開催済み
  • 2026/07/28(火)第3回 役員会開催済み
  • 2026/08/25(火)第4回 役員会開催済み
  • 2026/09/29(火)役員会開催済み
  • 2026/10/28(水)役員会開催予定

お知らせ

  • 2026.09.17活動役員会の開催状況と工事予定を更新しました
  • 2026.08.28資金東近江市へ修復事業の提案書を提出しました
  • 2026.08.25活動第4回 役員会を開きました

太郎坊の物語を、もっと知りたくなったら。

連載「きてやたろぼう」を読む →

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