プロジェクト概要
1400年の祈りを、次の100年へ。なんで今、舞台を直すのか。誰が、いくらで、どう進めるのか——ぜんぶ、ここでお話しします。
修復する「舞台」とは

太郎坊宮(阿賀神社)の舞台は、1880年(明治13年)に建てられた木造建築で、 国の登録有形文化財に登録されています。 断崖に柱を組んで床を迫り出す「懸造(かけづくり)」——これ、実は 京都・清水寺の本堂と同じ伝統技術なんです。
じつは太郎坊宮の境内には、登録有形文化財が15件もあります。 舞台はその中核。山の中腹、巨岩の間にせり出すその姿は、訪れる人の祈りと眺望を1世紀以上ささえてきました。 けれど長い歳月で老朽化が進み、次の世代へ安全に手渡すための修復が、いよいよ必要な時期を迎えています。

境内断面図(模式図・水平距離と縮尺は実測ではありません)。今回の修復対象である「舞台」は③です。 出典:文化庁「国指定文化財等データベース」ほか/2026年7月29日 事務局作成
なぜ今、修復なのか


老朽化
建立から140年以上。木部や構造の傷みが進み、本格的な修復が待ったなしの状態です。
文化財の継承
登録有形文化財を健やかな姿で、次の世代へ。地域と信仰の歴史を、次に手渡すための普請です。
祈りの場を未来へ
勝運・幸運を願って、たくさんの人が訪れる場所。この祈りの舞台を、これからも開き続けるために。
いくらかかるのか、どう賄うのか
正直に言います。直すのに、およそ1億4,000万円かかるんです。 一人では、一社では、とても背負えません。だから国や市の制度、奉賛金、企業のご協力—— 使えるものを正直に組み合わせて、お金の流れも全部お見せして進めます。
- 対象
- 登録有形文化財「舞台」(1880年建立・懸造)
- 総事業費
- およそ1億4,000万円
- 事業期間
- 2026年1月 〜 2029年3月
- 工法
- 懸造(かけづくり)— 清水寺と同じ工法
内訳は、舞台の工事費が約1億2,800万円(税込)、これに設計監理費や耐震補強の設計費が加わります。 金額は見積にもとづく概算で、確定は修復委員会の決議を経てからです。 資金計画(補助金・企業版ふるさと納税・奉賛金などの構成)も、関係機関との調整を経て確定し次第このページで公開します。 決まっていないことを、決まったようには書きません。
どんな順番で直すのか
一度ていねいに解体して、部材を一本ずつ実測して記録し、傷んだところだけを取り替えて、また組み直します。 全体でおよそ2年かかる見込みです。
準備工事
- 1〜4ヶ月目搬入路・参道養生
- 21〜24ヶ月目モノレール撤去
仮設工事
- 1〜4ヶ月目素屋根を組む
- 19〜22ヶ月目素屋根の解体
解体工事
- 5〜9ヶ月目床・木部・石部
基礎工事
- 10〜12ヶ月目礎石の補強・取替
木工事
- 2〜5ヶ月目実測調査
- 10〜12ヶ月目根継
- 16〜18ヶ月目梁・桁
- 21〜23ヶ月目床板
雑工事
- 11〜18ヶ月目金物
懸造引付工事
- 5〜9ヶ月目実測調査
- 11〜19ヶ月目取付
素屋根が架かる期間
4〜22ヶ月目。この間、舞台は素屋根に覆われます。
素屋根が架かっているあいだは、ふだん見上げることしかできない懸造の柱組みを、 間近で見られる時期でもあります。見学会などのご案内は、決まり次第お知らせします。
誰が進めているのか
太郎坊宮阿賀神社登録有形文化財修復委員会
2026年4月に発会した、本事業の実施主体です。神社の責任役員と地域の関係者で構成し、 事務局が資金計画・広報・進行管理を担っています。お金の管理も、進み具合の報告も、この委員会が責任を持ちます。
- 会長
- 田邉 善司
- 太郎坊宮責任役員
- 相談役
- 久納 昇辰
- 太郎坊宮責任役員
- 副会長
- 松山 壽
- 太郎坊宮責任役員
- 副会長
- 辻川 作男
- 太郎坊宮責任役員
- 副会長
- 畑 新一
- 年番氏子総代
- 副会長
- 池戸 利夫
- 太郎坊宮敬神講会長
- 宮司
- 奥田 素之
- 太郎坊宮宮司
- 監事
- 田中 大雄
- 税理士
- 事務局長
- 今宿 裕昭
- ステップアウトマーケティング合同会社代表
- 事務局
- 平田 妥
- 太郎坊宮職員
- 会計
- 古川 理加
- 太郎坊宮職員
いま、どこまで来たか
役員会は、月に一度
修復委員会の役員会は、原則として月に一度開いています。決めたこと・進んだことは、 この場で共有し、記録に残しています。
- 2026.02.21準備役員会(第1回)
- 2026.03.10準備役員会(第2回)
- 2026.04.14修復委員会 発会式
- 2026.05.19第1回 役員会
- 2026.06.16第2回 役員会
- 2026.07.28第3回 役員会
- 2026.08.25第4回 役員会予定
お知らせ
- 2026.08.18活動このサイトを、一から作り直しました
- 2026.08.07資金設計監理費について、国の補助金を申請します
- 2026.08.06工事施工業者から、見積書と全期工程表を受け取りました
太郎坊の物語を、もっと知りたくなったら。
連載「きてやたろぼう」を読む →この修復、いっしょに支えてや。
支援の方法を見る →企業・団体としてのご参画は
企業・団体の皆さまへ →